MINISFORUM Elitemini X400 さくっとレビュー

 

 


まずは実物のセット内容と本体情報、ベンチマークスコアなどをざっと羅列したあとレビューです。長くなります。すみません(汗

 

■セット内容

・X400 本体[重量:1Kg]
・HDMIケーブル[キャップ付き]
・ACアダプター[Out:19V 4.73A]
・タクトフィルター[マグネット吸着]
・VESAマウント[75mm&100mm対応]
・VESA固定ネジ
・追加HDD用固定ネジ
・簡易説明書


■インターフェイス

[リア]

・USB3.0[Type-A] x4ポート
・LAN x2ポート
・HDMI x1ポート
・DP x1ポート
・ケンジントンロック x1







[フロント]

・電源ボタン
・3.5mmLine [ヘッドセット用]







[左側面] ※正面からみて

・3.5mmLineOut[ヘッドホン] x1ポート
・3.5mmLineIn[マイク] x1ポート
・3.5mmLineIn[Line] x1ポート
・MicroSDカードスロット x1ポート



 




■ハードウェア情報

CPU:AMD Ryzen 5 PRO 4650G[6コア12スレッド 3.7GHz MAX:4.2GHz]
GPU:Radeon Graphics 1900Hz[7コア]
RAM:SODIMM KINGSTON DDR4-3200 16GB[8GBx2枚]
SSD:NVMe KINGSTON OM8PDP3512B 512GB PCIe3.4 x4
OS:Windows10Pro Version:2004[Bild:19041.685]
NIC:Realtek PCIe GbE x2
WIFI:Intel Wi-Fi6 AX200 160MHz

内部ボード底面に2.5インチ SATA接続のストレージを追加可能


 

■ベンチマーク結果

・ドラゴンクエストX ベンチマーク[設定:標準品質 1280x720 ウィンドウ]
スコア:16497 評価:すごく快適

 


・ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ※1
SCORE:6475
平均フレームレート:48.031
評価:とても快適


・ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ※1
SCORE:6448
平均フレームレート:44.727
評価:とても快適


※1ファイナルファンタジーXIV の設定はどちらも下記の通り
画面サイズ: 1280x720
スクリーンモード設定: ウィンドウモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 高品質(ノートPC) 

・ファイナルファンタジー XV
スコア:1688 評価:動作困難


・Geekbench 5 Score
Single-Core:1170、Multi-Core:6057
Vulkan :16365、OpenCL :14504








・Geekbench 4 Score
Single-Core:5252、Multi-Core:24450
OpenCL:46955








・PCMARK10
スコア:5368

 


・3DMARK TimeSpy
スコア:1107

 


・3DMARK FireStrike
スコア:3206

 


・CrystalDiskMark7.0.0[64bit]
Read:2325MB/s Write:1223MB/s

※テスト容量を1GBと64GBで行ったが特に差はなし

 ・ATTO DiskBenchmark
Read:311MB/s、Write:263MB/s



※データを512Bから64MBで実施、特に不自然なデータ領域はなく 128KBでほぼMAXスコアを出しそのままキープする状態でした。

 




・OCCT V8.0.1

CPU、GPU、RAMで負荷テストをそれぞれ1時間実施 エラー等なし


AMD Ryzen シリーズもどんどん新しい世代へと行く


デスクトップ用のGPU内蔵CPUであるRyzen 5Pro 4650Gを小型PCへ搭載した本モデル
スペクだけならば、言わずもがないコスパは良好であり、ゲームもある程度までならカバーできてしまう・・・
本当にそうならばっと思い。購入です。

購入前の懸念事項として
このサイズにマルチコア・・・しかもかなり多めのコア数のCPUを搭載している(汗
省スペースでは熱暴走等しないのか?マシン負荷具合はどうなのか?実際フルパワーで使用できるのは数分が限界・・・みたいなことがないか?と思い
開封後、早速テスト






CPUの使用状況を100%にして30分&1時間ほど様子をみたところ
最大で70度、平均すると66度前後をキープする様にCPUのファンが動作している。
ファン音は、本来であれば多分静かな部類に入るものであると思うのですが、
サイズ的余裕がない点と、本体カバー全般が穴あきになっているので、ややうるさく感じるが計測してみるとさほどではなく、置き場などを考慮してあげれば、特に気になるうるささではなくなる
55dB前後なので、数値的には人がいる事務所などでは気にならないレベルです
逆に言えば、静かな環境でほぼ無音で動作させる場合は気になるかと思います


さて、気になる性能なのですが、6コア12スレッド ベース3.7GHz ブースト4.1GHzとなり
さらにCPU的にはデスクトップ向けとなるため、発熱はそこそこあるのだけど
上記の様にうまく排熱している恩恵で、高負荷状態がつづいても、周波数ロックが掛からず
基本的にブーストのまま走り続けることが可能
コア単体の性能もRyzenの初期世代と比較してもUpしており、計測方法によっては
初期世代の1950xなどよりもスコア(性能)が出る場合があるという
旧世代とはいえ、かなり状態のCPUとわたりあえる性能であり
この処理スピードで不満があるのであれば、もはやミニPCを選んではいけないレベルである

ストレージがNVMeの恩恵もあり、起動や動作などはかなり快適なレベルであり




APUのAMD RadeonGraphicsについて
単純な比較はできないですが、各ベンチマークのスコアや実際の動作をの感じとしては、
Radeon RX450から RX550 などとほぼ同じ性能で動作している感じです。
どちらのGPUも世代的に古いものであり、エントリー向けのGPUなので、
性能的に過大に期待はできないものので、有無では大きな違いが出るレベルの性能ではる。
このため最新の3Dゲームを高設定ではむりではあるものの、設定を変更することで
ある程度の動作が可能となる。当然ですが、もしCPUオンリーならばまともに動かない状態になることを考えると雲泥の差となる感じです。
ちなみにPUBG等を動作させてみましたが、グラフィック設定を低にすれば
動作自体はできているので、ゴリゴリグラフィック系でないゲーム等であればそこそこ快適なレベルで動作する。
(PUBGは低い設定で概ね70fps以上をキープしている状態でした)


参考までですが、APUとして前の世代となる Vega8 とに比較では、
スコア的には1.5倍程度でているので、APUとしても順当にアップしていることがわります。

拡張性について
交換かのなのは、RAMとNVMeとなり、追加可能なのは2.5インチのストレージとなっているどれも全てカバーを外しての作業が前提となり、ゴム足x4個を外すことで作業が可能となっています。
RAMは2枚で、16GBモデルの場合は8GBx2枚で空きはなし、交換前提となる。
最初から32GBへアップグレードする予定であれば、8GBモデルをチョイスしてもいいかもですね

ただ、NVMeの容量もさがるので、ここら辺は財布と実際に使用する際のデータ容量と相談かと本体の解体自体は、この手も物としては手軽な部類に入るかと思います。

総評として
 間違いなくコスパと省スペースの両立はよく、サブと言わずメインとしてもOKかと
ちょっと動画の編集、ちょこっとゲームも!ただ、専用のPCやグラボの追加
それぞれ用に物理的に大きいPCは用意したくないと言う方にはありかと思います。
個人的には期待以上に排熱処理が行われ、ガンガン使用できるので満足です。

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個人的に需要としては少ないとはもうのですけど
ここまでのCPU性能とNVMeとのセットならば、メモリを32GBの 動作する最大3200MHz版を搭載するハイエンドモデルがラインナップされるといいなぁ〜
AMDはメモリとの親和性が重要な傾向にあり、コア数が多ければその影響もさらに強くなるので、ここら辺の強化版というか、ハイエンド版がラインナップにならんだら面白いと思うですけどどうですかね?

狙い目としては、あえてメモリの少ないモデルを購入して
あとで、追加、NVMeも交換する方向で行くのが、最高性能を引き出せる可能性がある
 

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