言葉はその時代が作るという事もある?ハイレゾが浸透していないのは・・・・

さて、たまには少し変わった?話題です。
ただ、相変わらずAmazonがらみではあるのですけど。。。少し毛色が違う
ネットをザッピングしているときに見つけた記事
こちら
12436288584_94d6bc46d2_b.jpg
だらっと流し見してたら見つけた記事

ようやくするとハイレゾという言葉が一般的に浸透していないという事です。
(ハイレゾ=ハイレゾリューションオーディオ)
そのため、Amazonはハイレゾ音源を配信しているけれども
表記として、わかりやすいULTRA HDとしている。

記事としてはこれで終了なのですけど、
大事な部分が抜けている気がするので、自分なりに補足です。


大事な事はハイレゾがなぜ浸透しなかった!なのでは?


上記の記事でポイントとなるのは、なぜハイレゾが浸透していないのか?
代わりにUltra HD と表記した方が、わかりやすい!というユーザーが多いのか?
そこが大事と思うわけです。
単純にハイレゾがオワコンという言葉では、ネットの悪いスラングとなる。
ただ、それも一つの側面としては正解です。

書いていて懐かしいと思えるw


まずはハイレゾが注目されるまでの流れをサクッとおさらい
といっても微妙に長い・・・

今回の件を遡るとスタートはSonyのウォークマンあたりになるので、途中は割愛
時代は流れ、iPod(iPod Classic 2001年頃)がリリース
音楽はテープ系媒体からデータとして持つ時代へとなる
この頃はまだまだフラッシュメモリ[今でいうSSDなど]が非常に高価であり
256MB搭載のMP3プレイヤーでも数千円していた。
ちなみにiPodの初代は5GBで4万7千円、単純なGB単価は 9400円/GB
今現在のUSBメモリは10円/GBからある。当然、ストレージとしてではない部分もあるので、単純な比較はできないものの、この20年ほどで1/940へと価格ダウンしている。
まぁ〜実際のMP3プレイヤーはもう少し単価は高いので、極端な例として
というのも、最近は逆にGB単価が値上がり傾向にあるのが、
このデジタルオーディオプレイヤー関係なので、比較がしづらいというのもある。
理由は後日で記述予定として
iPodがリリースされた前後の音楽形式は、WAVが多く使用されていたが、容量が大きかった、それに対してフラッシュメモリのGB単価が高いのは相性はいまいちで
2000年初め頃のプレイヤーではCD1枚が持ち出せるか?持ち出せないか?というものも多かった。iPodは高価ではあったが、5GBと10GBのラインナップがあり、
複数枚持ち出せる!というのが売りとなり、デザインと合わせてヒットとなる
このころ、音楽ファイルを小さくする動きが活発、定着化し始め
MP3が多く使用されるようになり、後発としてAAC、WMA、FLACなどが策定されていく・・・ちなみにSonyのウォークマンシリーズでは当初は反MP3を掲げており、独自規などを策定していたが、この影響によりシェアをおとすこととなる。

時代はながれ、フラッシュメモリが低価格化が進み、所有者が何が入っているのか不明になるほど音楽ファイルが詰め込める様になってくる
容量の余裕が出てくる事で、徐々に1ファイルの容量をあげてもいいから、より良い音でというユーザー層が増えてくる。それに伴い、言葉してはあったが、定義自体がぼんやりとしていたハイレゾに注力しだしたのが、2010年代中頃からですが・・・


時代は見えないものから見えるものへ、ローカルからクラウドへと


この音楽がハイレゾへと流れていく、こういった流れを牽引していたのは
高級音楽機器を取り揃えて、自宅でゆっくり聴くユーザーではなく
iPodがターゲットにしていた様に、外で聴く若い世代のユーザーです。
低価格化も同様ですよね。
で、2010年をすぎた頃から、加速していくものがある。それが通信網の拡充と
スマートフォンの登場です。
それまではガラケーで、MP3などの音楽を聞けるものもあったのですが、この頃から
4GLTE等のネットワーク網の充実により、

携帯する聴くコンテンツから視聴(みる)コンテンツへ

と変わっていってしまった。
それまでは、自宅のPCで見るネットという世界(動画や記事、ゲームなど)が、屋外へと進出してきたのです。これにより、屋外で楽しむことのできるものが、より視覚的にわかりやすくなった。聴くものだったものが、視聴する!楽しむ!ものへと移行していき、同時にデータもローカル(スマホ内)だけではなく、ネット上のものをリアルタイムで!というコンテンツが多くでてきた。
これにより、いままで音楽しか選択肢がなかったからチョイスしていたユーザー、流れで音楽を・・・というユーザー層が、選択肢がなかったものから、一気にいろんなコンテンツが拡充されたことにより、音楽オンリーというユーザー割合、規模自体が少数派とどうしてもなってしまうこととなる。

当然ですが、音楽をきていたユーザーが全てハイレゾを求めていたわけでもなく
またライトユーザーにとっては、視覚的にわかりやすい映像、ゲームなどのコンテンツの方がよく見えるわけで・・・・・

そんな中で、高音質!デカファイルのハイレゾ!しかもメーカーにより、ファイル形式が微妙に違う場合がある・・・でもって、ハイレゾ音源は通常より割高!専用コンテンツ!
結果として、アーティストなどの熱心なファンや音楽業界系のユーザーなどしか利用するぐらいで、一般的に浸透することもなくなってしまった。
当然ですが、それに伴いコンテンツも微妙に・・・悪循環です。

-ちょい外れた話-
着うたなども一時期はやりましたが、今でも着信はあるのに、その関心度はかなり低い
それは、そのころカスタマイズできる部分、個性として見えやすい部分が着うたしかなかったからなのかと思います。今は、着信音は標準に入っているもののみを使用しているってかたもおおいのでは?昔は、ガラケーが上手く使えないおじさんでも着うたで個性を出していたのにね・・・・

ここで最初にもどってくる
ユーザー認知度が高いというのがHDという言葉!これにつながってくる。
そうなんです、視覚的にわかりやすいコンテンツとして映像コンテンツの言葉
HD=high definition(ハイデフィニション)として浸透、認知されたということですね

時代の流れの中で、専用の言葉としての「ハイレゾ」よりも
汎用の言葉して浸透してうる「HD」が利用されることで、意味合い理解できてしまう
というのが、今回のAmazonがハイレゾという言葉を使用しない理由の裏側の一部なのでは?と思い書いてみましたw


余談です

書いていて思ったことを少しだけ
相変わらずSonyは色々やらかしている気がするね!(バイオなど)と思うことです。
Sonyが悪いという意味ではなく、舵取りをもっと上手くやれば、流れが変わっていたのかもしれないということです。

ポイントとしては2点
1.MP3が多く使用され始めたときに、反MP3ではなく・・・
2.ハイレゾをいち速く策定して 利用ユーザー層をもっと若者向けへと

その時の利益云々や情勢、また結果論でしかないけれど、
たらればではあるが、この2点をもう少し速く、低価格で、一般向けにというものがあれば
今とは少し違った現在があったのではと思う今日この頃です。

Sonyは個人的に好きなので、もっと何かスマッシュヒットをしてほしいと思うので
ただやはりたらればではあるけどね・・・・

以上

コメント

このブログの人気の投稿

Handbrake CLI で AMDとNVIDIA のGPUエンコードを使用するも・・・・No.01

AMD Radeon ReLive 音が録音できないトラブル

裏2:Amazon Fire TV Stick その使い道は kodi で どうでぃ!